DevLOVE HangarFlight -Snow Barrage- に参加してきました

[twitter:@orange_clover] さんに教えてもらって,DevLOVE HangarFlight -Snow Barrage- に参加してきた.

15 のセッションのうち,4 つのセッションを選択して聴講する形式.

  • Moriyuki Hirata 氏「お客様とコードの間にあるもの」
  • 家永英治 氏「パタンランゲージについて物語ろう。」
  • Yoshinori Wakizaka 氏「マーケットという大空を飛ぶためにユーザーストーリーという地図を携えて」
  • 藤原大 氏「アジャイルで目指した坂の上の雲

ワタシの参加した講演の内容と,ワタシの理解と思ったこととキーワードをおりまぜて以下に紹介.
twitter での発言と内容が重複する箇所もあり.

本当はこのような場に参加して,(職場でも,どこに対してでもいいので)何らかのアウトプットを示すまでが重要なのだと思うのだけど,同じような想いを抱えた人(160人近く?)がわらわら集まって互いに刺激を受けて議論したって事実だけでも,なんかみんなが同じ方向に本気だしたら一発でかい花火があげられるような,そんな勢いのあるものだった.

「ものすごい○○を感じる」の,あのAAとは違うよ.

場所

  • ラクル青山センター(13F)
  • 駅から直結で便利,きれい,ファミマ.
  • ドリンクディスペンサーからコーヒー等が(半)無限に出てくるとの噂


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HangerFlight趣旨説明

講演者:[twitter:@papanda]


  • 人間 1 人が一生に内に経験できるソフト開発の現場は,たかだか 300 人月.
  • 講演者や,ここに集まった人がそれを共有し、そして各人の行動に移せば,上記の工数の壁は越えられる.

HangerFlightだけに,なんとなく音速の壁に通じる所がある.
奇しくも,約「340」m/sという数字が「300」人月に近いな...

このあたりの趣旨には激しく共感.

お客様とコードの間にあるもの

講演者:[twitter:@m_pixy]

[twitter:@m_pixy]さんは「今日一番いいたいポイントは態度」と言っていたが,ワタシ個人として響いたのは「理由を追い求めること」だと思った.

  • オブジェクト倶楽部の記事書いてたこともある.
  • 受託開発を主にやっている.オーディエンスは SE/PG が明確に区別されるっていう人は少数派(コードも書くし,お客様と話もする)
  • 「正しいものを正しく作る」「正しいものが何かを見出す」
  • 要件定義は技術だから,身につけることができる.
  • 実現手段に考えが偏りがちだが,なぜそれが必要なのか(Why)に立ち戻れ.
  • 全会一致を避ける
  • 最初に定義した要求を超える良いアイデアを,最後まで誰も思いつかなかったプロジェクトは失敗

パタンランゲージについて物語ろう。

講演者:[twitter:@haru01]

パタンランゲージに登場する事例には共感できるものが多かったが,これをどう昇華させていくのががいまいち不明確で,あまりのめり込めなかったため割愛.

マーケットという大空を飛ぶために -ユーザーストーリという地図を携えて-

講演者:[twitter:@wackiesrock]

ストーリというと、UI への取り込み目的が強い印象だったが、開発全般(サービス全般,のが講演の趣旨に合う気がする)に活用できるのか.まだ柔らかい分野のような気もする.

  • UIデザイナなどを来歴
  • Agile UX?ユーザエクスペリエンスってなんだ?
  • バイス主導の時代(様々なデバイスでインターネットを利用)からサービス主導の時代に変わってきた(マルチデバイス化)流れを鳥瞰する視点はいいな.
  • ユーザ経験は,製品だけで完結しない(アプリを入れたり...)
  • ストーリーの構成要素に、感情の変化も含まれてるのか。どう反映されて行くんだろう
  • Experience Journey Mapの例。割と作るのが楽しそうな印象


アジャイルで目指した坂の上の雲

講演者:[twitter:@daipresents],[twitter:@TAKAKING22]

ツールの活用.何か導入を試すにしても、社内で使用を推奨(というか強要)されてるツールとの住み分けが課題だよなぁ.

  • アジャイルは動詞ではなく形容詞.深い.
  • 見える化でなく見せる化.デモや振り返りなどに上司を巻き込んで,見せられるようにしておくこと

振り返り

即興の 6 人グループで振り返り.皆一生懸命に話し,皆食いつくように話を聞く.そんな空気感が嬉しかった.

  • 自分自身やチーム,現場(Gemba)を変える阻害要因は,「自分の実力」と捉えている人が多かった印象(他,時間がない,環境など)
  • 先輩がいない.なら,自分がその先輩になっちゃえばいいじゃない
  • 「やってみてる」という人は多い.そこから身のある活動にしていけるかで苦労している(先ほどの阻害要因)

感想

  • 過去 3 回参加した勉強会で,一番充実感があった.はじめて懇親会参加したいなと思った(別の忘年会が入っていて参加できなかったが).
  • 振り返りの時間は良いと思った.それぞれの経験に基づいた生の話が聞ける.スキルの差も出ないしね.懇親会への良い導入にもなる.
  • 会場でWi-fi つなげない病が今回も発症.New ノート PC をポチりたくなった.
  • 「まだ」,勉強会へのモチベーションは来年も保ちたい.無理しない程度で.